preserved(プリザーブド)とは、保存するという意味

 生花を一番よい状態で摘んで花の水分や色素を抜いてから、再び保存加工液と染色を施して、

長期間お楽しみいただけるようにしたお花です。(人体に無害な保存加工液で作られています)

多くの複雑な工程で作られたプリザーブドフラワーは、生花から作られた自然な姿と柔らかい質感で、水やりも不要なのが特徴です。

自然な色はもちろん、生花にはない色も登場し、お花を飾る楽しみの幅が広がりました。

 

        

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プリザーブドフラワーはどんな花があるのでしょうか

バラがもっとも多く、通年で菊・カーネーション・ガーベラ・デンファレ・紫陽花・胡蝶蘭・ユリ・グリーンなどがございます。

菊ひとつをとっても、普段目にされている形をはじめ、菊に見えないピンポン玉のような愛らしいもの・西洋菊のような大きくあでやかな形もあります。

そのほか、プルメリア・ひまわり・トルコキキョウ・ハスなどもありますが、1年を通して同じものが手に入るわけではありません。

それでも、生花が手に入らない時期にご用意可能な場合もあるのがプリザーブドフラワーをお勧めしたい理由のひとつです。

毎年新しい色やデザインをメーカーさんが生み出しておられるので、気になったお花があればお気軽にお問合せ下さい。

 

   

 

 

 

プリザーブドフラワーはどのくらい持つのでしょうか

「半永久的」と表現されることが多いプリザーブドフラワーですが、湿気の多い日本では残念ながら何十年ともつわけではありません。

お住まいの地域や飾る環境によっての違い、お花の色や種類による違い、個体差の違い、沢山の要素があります。

数年の場合もあれば、10年近くたって少し色が薄くなったな、と綺麗なままの方もいらっしゃいます。

せっかく長期間楽しめる花なのだから…と思われるのはもちろんのことですが、生花が時とともにその姿を変えていくように、

プリザーブドフラワーもまた自然の花の先にあるものとして、ご理解のうえお楽しみ頂きたいと考えています。

 

 

 

プリザーブドフラワーの管理方法

プリザーブドフラワーが苦手なものは、高温多湿の場所・直射日光・冷暖房の風が直接あたることです。

湿気で水分を含むと花びらが透けてきたり、染色した色がにじんできます。

直射日光はお花の色あせが早まり、冷暖房の風が直接あたると花びらが乾燥しひび割れなどが生じます。

●湿気が多い季節~夏は、クーラーや空調が整ったお部屋で直接風があたらない場所

●冬は暖房の風や加湿器が直接あたらない場所

●直射日光があたらないカーテン越しやお部屋 でお楽しみ下さい。

毎日特別に気を使う必要はありません。

困ったことがおきたら対応方法も御覧になりながら気軽にお楽しみ下さい。

 

 

 

プリザーブドフラワーQ&A

 

Q結婚式のブーケや花束をプリザーブドフラワーに出来ますか?

 厳密にいうと出来ません。

 ブーケや花束は、式やお届けした時が一番綺麗な状態であり加工するには少し遅い状態です

 また、長く複雑な工程と技術が必要な加工をメーカーではなく個人やフラワーショップで行うと、

 もともとのお花とは違う色になってしまったり色むらができる可能性があるからです。

 記念に残される場合は、押し花やドライフラワーにされることをお勧めいたします。

 

 

花びらが透けてみえるようになってきました

 湿気が多い季節は、花びらが水を含んで透けたようになる場合がございます。

 その場合は、湿気が少ないお部屋に数日~数週間置いて頂きますと元に戻りますのでご安心下さい。

 その際、シリカゲルなども一緒に置いておくと効果があります。

 (ラッピングやケースに入れたままで飾っている場合は、その中にシリカゲルをいれてお使い下さい)

 

 

Qお花が光って見えたり水滴や雫がついたように見えたりします

 これもお花が湿気を分を含んだ状態です。

 湿気が少ないお部屋に数日~数週間置いて頂くと元に戻ります。

 シリカゲルを一緒に置いて頂くとより効果がございます。

 また、早く乾燥させたい場合は、ドライヤーをお花から1~2㎝ほど離し弱冷風でそっと乾かして下さい。

 (強風をあてますと、衝撃で花びらがひび割れてしまう場合がありますのでご注意下さい)

   

 

Qスワッグの茎から緑色の液体のようなものが出てきました

 湿気を含み、染色した緑色が流れ出てきた「液だれ」という状態です。

 ティッシュなどでそっとふき取ってから、湿気の少ないお部屋に置いて乾燥させて下さい。

 

 

Q花びらが割れてしまいました

 プリザーブドフラワーはとても繊細なお花です。

 強く触ったり花びらを引っ張ったりすると、ひび割れが生じる場合があります。

 残念ながら一度割れてしまった花びらはもとに戻りません。

 花屋さんでは割れた花びらをハサミでカットする方法もございますが、 

 逆に他のお花も傷つけてしまう可能性も高いことから、そのままにしておかれるのをおすすめします。

 

 

アレンジの中にある花の色が、隣の花に移ってしまっています

 プリザーブドフラワーの濃い色は色移りする場合があり、残念ながら元に戻すことは出来ません。

 色移りは接触している部分のみですので全体が変色するわけではありませんが、気になる場合はお花とお花の間にティッシュやコットンなどを

 そっと挟んで数日置いて頂くと、それ以上の色移りは多少防げるかもしれません。

 

 

 

Q紫陽花リースの中で、色が薄くなっている部分とそうでない部分があるのですが…

 プリザーブドフラワーの特性として、薄く淡い色は、濃い色よりも早く色があせていきます。

 また、濃い色は少しずつ色が鮮やかさがなくなり、赤が茶色っぽくなってくるなどの変化があります。

 こういった現象は一部が不良品ということではなく、自然の流れですのでどうぞご理解下さい。

 

 

Q壁やテーブルクロス、洋服に色がついてしまいました

 染色液がしみ出て色移りする場合があります。その場合は、すぐにティッシュや布などで拭き取って下さい。

 染色液は落ちにくいため、、出来るだけ早くクリーニングに出していただくことをおすすめいたします。

 また、白い壁やカーテンなどは接触しないように飾っていただくことをあわせておすすめいたします。

 

 

Qホコリがついてしまったらどうしたらよいでしょうか

 ホコリがついてしまった場合は、ティッシュペーパーや柔らかい布、刷毛などでそっと払って下さい。

 強くすると花びらが割れてしまう場合がございますのでご注意下さい。

 

 

Qセロファンなどのラッピングペーパーは取り外して飾ったほうがよいのでしょうか

  maanoでは、お客様の毎日により自然な形で飾って頂きたいという想い、そしてプリザーブドフラワーも半永久的ではなく寿命がある、という考えから

 ケースをご希望以外はセロファンラッピングのみでお届けしています。

 セロファンをつけたままで飾るともちろんホコリは避けられますが、外していてもプリザーブドフラワーはすぐ劣化してしまうようなことはありません。

 時々お手入れを気にかけて頂いたうえで、ホコリが気になる場合はつけたままで、

 より自然にお花を飾っている雰囲気にしたい場合は外して頂いてもよろしいかと思います。

 どちらが正しいということはございません。

 他、セロファンを外してダッシュボードの中に飾って頂いたり、暫くしてからセロファンを外してみるなど、

 お客様のお好みで飾っていただければと思います。

 

 

Qクリアケースから出して飾ったほうがいいでしょうか

 クリアケースは、ホコリ除けになるのと、

 ギフトとしてより見栄えがする点や持運びをする際に倒れないよう保護する点でご利用を頂く場合がございます。

 セロファン同様、出して飾って頂いてもすぐにお花が悪くなることはございません。

 ホコリが気になったり、長期間ご不在になる時、湿気が気になる季節はシリカゲルと一緒にケースに入れて置くなど、 

 また、気分を変えてケースから出してお部屋のインテリアの一部として飾って頂くなど

 お客様の日常にあわせて自由に組み合わせをして頂きながらお楽しみいただければと思います。

 

 

Qリースやアレンジに造花の実が入っているのはどうしてでしょうか

  maanoでは、より自然に見える質感のアーティフィシャルフラワーを使用しております。

 アーティフィシャルフラワーとは、これまでの造花とは違い、葉脈や質感などもより生花に近いリアルな形になったお花のことです。

 現在、プリザーブドフラワーの実や葉はまだ市場に種類も少なく、雰囲気にあう色や形のものがないこと。

 また、お届け後にすぐ割れてしまう可能性がある性質の実(プリザーブドフラワー&ドライフラワーの一部)などは使用しないこと。

 そんな理由でアーティフィシャルフラワーの実を使用している商品例が一部ございます。

 出来るだけプリザーブドフラワーで統一を目指しながら、より自然な作品であるよう日々心掛けてまいりたいと思っております。

 なお、アーティフィシャルフラワーの実などがどうしてもお嫌いな場合は、事前にお問合せやご注文時にお申しつけ下さい。

 お客様のご希望にそった形で制作をいたします。